【6月24日 AFP】サッカードイツ代表のヨアヒム・レーブ(Joachim Loew)監督は23日、チームが劇的な逆転勝利を飾ったW杯ロシア大会(2018 World Cup)のスウェーデン戦を「幸運だった」と評した。

 オラ・トイヴォネン(Ola Toivonen)のゴールで先制を許した前回王者のドイツは、ハーフタイム直後にマルコ・ロイス(Marco Reus)のゴールで同点に追いついたが、2点目を決めることができないまま時間は刻々と過ぎていき、後半37分には守備の要であるCBのジェローム・ボアテング(Jerome Boateng)が退場を宣告され、窮地に追い込まれた。

 それでも迎えた後半ロスタイム5分、失点につながるミスを犯していたトニ・クロース(Toni Kroos)のカーブをかけたFKが相手GKの手の先を抜けてファーサイドの上隅に収まり、ドイツがグループ突破へ望みをつなぐ勝利を挙げた。

 レーブ監督はドイツ公共放送ARDに対して「後半ロスタイムに逆転できて、幸運な勝利だった。最終的には、自分たちを信じ続けたわれわれが勝利にふさわしかったと思う。チームの士気の高さを証明したし、相手のチャンスは実質的に2回だった」とコメントした。

「トニ・クロースでもあのようなミスをすることはあるし、それよりもその後の2点目のゴールを喜びたい。きょうはメキシコ戦よりも悪いパスは断然少なかったし、前への圧力もはるかに強かった。それでも、1回のミスが失点につながってしまうのがサッカーだ」 (c)AFP