【6月24日 AFP】男子テニス、ゲリー・ウェバー・オープン(Gerry Weber Open 2018)は23日、シングルス準決勝が行われ、大会第1シードのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)は予選勝者のデニス・クドラ(Denis Kudla、米国)を7-6(7-1)、7-5で下し、ドイツ・ハレ(Halle)で開催される同大会で自身12度目の決勝進出を決めた。

 この日の勝利でフェデラーは、2017年6月から続くグラス(芝)コートでの連勝を20に伸ばした。24日に行われる決勝で自身10度目の優勝を飾れば、世界ランキング1位を維持して連覇が懸かるウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2018)に乗り込むことができる。

 フェデラーは試合後「非常に満足している。ウィンブルドンの前哨戦として行われるグラスの大会で連続で決勝に進めたことは一度もなかった。これが初めて」と喜ぶと、「シュツットガルト(前週のメルセデス・カップ<MercedesCup 2018>)で勝てた時もうれしかったが、ここでもう一度決勝に勝ち残れてハッピー。(クレーをスキップした後で)より良い形で戻ってくることができている」と語った。

 また、決勝ではボルナ・チョリッチ(Borna Coric、クロアチア)と対戦するフェデラーは「自分の最高のテニスができればと思う。大会の最終盤にかけて自分のベストのテニスができるようになると前にも言ったが、良い決勝になればいいなと思っている」と付け加えた。

 チョリッチは同日、第4シードのロベルト・バウティスタ・アグト(Roberto Bautista Agut、スペイン)が第1セット途中に芝で足を滑らせて負傷し、試合を棄権したことで決勝に駒を進めている。(c)AFP/Scott WILLIAMS