【6月22日 AFP】2018年サッカーW杯ロシア大会(2018 World Cup)に出場しているアルゼンチン代表は22日、クロアチア戦に0-3で敗れたことでチームの選手たちがホルヘ・サンパオリ(Jorge Sampaoli)監督の解任を求めているという報道を否定した。

 アルゼンチン代表幹部は「完全な誤報だ」と発表し、「選手たちが話し合いや何かしらのことを行ったというのは全て誤りだ」と付け加えた。

 21日に行われた試合の後、アルゼンチン国内、そして世界中のメディアがアルゼンチンの選手とコーチ陣の間に亀裂が生じたと報道した。

 記事の中では1986年W杯の優勝メンバーで、現在はアルゼンチンのテクニカルディレクターを務めるホルヘ・ブルチャガ(Jorge Burruchaga)氏が、勝利が必須となるナイジェリア戦で指揮を執るのではないかと伝えられていた。

 アルゼンチンでいくつかのクラブチームを率いたリカルド・カルーソ・ロンバルディ(Ricardo Caruso Lombardi)氏は、「選手たちはサンパオリを解任することで新監督にブルチャガを招へいし、スペイン代表が示した前例に続くことを望んでいる」と話していた。

 スペインはレアル・マドリード(Real Madrid)の指揮官に就任することが発表されたフレン・ロペテギ(Julen Lopetegui)前監督を、W杯開幕前日に解任していた。(c)AFP