【6月22日 AFP】イタリア・セリエAの王者ユベントス(Juventus)は21日、ドイツ代表経験のあるMFエムレ・ジャン(Emre Can)と4年契約を結んだと発表。24歳のジャンは同日にトリノ(Torino)入りし、メディカルチェックを終えている。

 イングランド・プレミアリーグのリバプール(Liverpool FC)で4シーズン在籍したジャンだが、今年初めにクラブとの契約延長を拒否していた。そのため、ユベントスは7月1日に契約満了を迎える同選手を移籍金なしで獲得できることになった。

 ジャンは19歳でドイツ・ブンデスリーガ1部のバイヤー・レバークーゼン(Bayer Leverkusen)からリバプールに加入し、通算167試合で14得点を記録。リバプール所属選手としての最後の試合は5月に行われた欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2017-18)決勝で、後半38分から出場した。

 ジャンはドイツ代表として通算20試合に出場しているが、最後に代表招集されたのはスペイン代表との親善試合が行われた3月で、現在開催されているW杯ロシア大会(2018 World Cup)の登録メンバーには選ばれなかった。

 ジャンを放出したリバプールは、すでに中盤の強化に動いており、フランス・リーグ1のASモナコ(AS Monaco)から移籍金5370万ユーロ(約68億円)でファビーニョ(Fabio Henrique Tavares 'Fabinho')を獲得している。(c)AFP