【6月21日 AFP】アルジェリアで20日、高校の卒業試験実施に合わせ、生徒のカンニング対策の一環としてインターネットの接続が遮断された。

 同国の首都アルジェ駐在のAFP記者によれば、試験の開始に合わせ、計2時間にわたり全国で携帯電話および固定回線からのアクセスが遮断された。

 公衆通信回線を提供するアルジェリアテレコム(Algerie Telecom)は、インターネットサービスの遮断は「政府の指示に従ったもので、高校の卒業試験を円滑に実施させることが目的」だと説明している。

 70万人以上の生徒が臨む試験でのカンニング行為に対処すべく、遮断措置は25日までの試験期間中、実施される予定。

 同国では2016年、試験開始前にソーシャルメディア上で問題が漏えいされるなど、カンニング行為の横行で試験に支障が出ていた。(c)AFP