【6月21日 AFP】男子テニス、フィーバーツリー選手権(Fever-Tree Championships 2018)は20日、シングルス2回戦が行われ、スタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)は5-7、7-6(7-3)、1-6で大会第5シードのサム・クエリー(Sam Querrey、米国)に敗れ、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2018)を前に再び大きな壁にぶつかった。

 ワウリンカは昨年、左膝の故障で2度の手術を余儀なくされると、シーズン後半を棒に振り、以降はピーク時の状態に戻れずに苦しんでいる。今シーズンになっても問題は改善されず、全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2018)で2回戦敗退を喫した後には3か月間ツアーを離れ、全仏オープンテニス(French Open 2018)では初戦突破を逃した。

 来月2日に開幕するウィンブルドンの前哨戦として位置づけられる今大会で、四大大会(グランドスラム)通算3勝を誇るワウリンカはキャメロン・ノーリー(Cameron Norrie、英国)を下して初戦こそ突破したが、この日は世界13位のクエリー相手に後半から大失速し、直近9戦で7敗目を喫した。

 英ロンドンのクイーンズクラブ(Queen's Club)で行われる同大会で2010年に優勝を経験しているクエリーは次戦、4強入りを懸けて第1シードのマリン・チリッチ(Marin Cilic、クロアチア)と激突する。

 前回大会は準優勝に終わったチリッチはこの日、ギル・ミュラー(Gilles Muller、ルクセンブルク)とのビッグサーバー対決を4-6、6-3、6-3で制し、自身7度目の準々決勝進出を決めている。(c)AFP