【6月21日 AFP】サッカーW杯ロシア大会(2018 World Cup)に出場しているイングランド代表のギャレス・サウスゲイト(Gareth Southgate)監督が20日、ランニング中に肩を脱臼した。この負傷により、W杯での祝福はより穏やかなものになるだろうと指揮官自身が語った。

 18日に行われたチュニジア戦でハリー・ケイン(Harry Kane)が後半アディショナルタイムに決勝点を挙げた際、サウスゲイト監督は喜びのあまりベンチから飛び出した。イングランドはこのゴールで、W杯の初戦を勝利で飾ることになった。

 ベースキャンプ地近くの病院で手当てを受けたサウスゲイト監督は、イングランドサッカー協会(FA)の発表の中で「これからはどのゴールに対しても体を動かして祝うことはできなくなるだろう」と冗談ながらに語っている。

「ガッツポーズはできないと医師にはっきり言われたよ」

 52年ぶりの主要国際大会制覇を目指すイングランドは、本大会の開幕までに幸いにも負傷選手を出すことはなかった。

 しかしサウスゲイト監督は、自らけがしながらも、それが選手の一人ではなかったことはまだ良かったと話した。

「(けがをしたのが)選手の誰かではなく私だったのはまだ良かったよ」、「少しがっかりした。なぜって、10km走のタイムが自分の記録に迫っていたからね!」

 イングランドは24日にパナマと対戦する。(c)AFP