【6月21日AFP】フェイスブック(Facebook)傘下のインスタグラム(Instagram)は20日、同社のサービスの利用者が10億人を超えたことを明らかにした。インスタグラムは画像・動画共有を核とする同名のソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を運営。今回の発表で、2010年に誕生した同サービスの急成長ぶりが浮き彫りとなった。

 同社のケビン・シストロム(Kevin Systrom)最高経営責任者(CEO)は米サンフランシスコで、最長1時間の動画を共有できるインスタグラムの新機能「IGTV」を発表した際、「われわれには今や、10億人の利用者のコミュニティーがある」と述べた。

 利用者が10億人を突破したフェイスブック傘下のサービスは、フェイスブック、ワッツアップ(WhatsApp)、メッセンジャー(Messenger)に次ぎ4つ目。フェイスブックの利用者数は20億人を超えている。

  インスタグラムは昨年9月、月間利用者数が約8億人に上ることを明らかにしていた。同サービスは、ツイッター(Twitter)やスナップチャット(Snapchat)などライバルのSNSを上回る成長を見せている上、フェイスブックが若年層の利用者を減らす間にも、より若い層を獲得している。

 シストロムCEOによれば、IGTVには独立したスマートフォンアプリが用意されているが、インスタグラムのアプリでも視聴可能。利用者が誰でも長時間動画を投稿できるほか、「クリエイター」らの動画が「チャンネル」として配信される仕組みもあり、グーグル(Google)傘下のユーチューブ(YouTube)に似た形式となる。(c)AFP