【6月20日 AFP】コートジボワール内務省は19日、同国の商都アビジャン(Abidjan)で大雨による洪水が発生し、18人が死亡したと明らかにした。

 雨は現地時間18日午後11時ごろから19日午前6時ごろまで降り続き、深さ最大2.5メートルの鉄砲水を引き起こした。

 内務省によると救助隊が136人を救出し、2人を病院に搬送した。現在も捜索活動が続けられており、アビジャン各地に緊急用の医療施設が数か所設置された。

 人口500万人のアビジャンはインフラ問題に直面しており、洪水が多発する地域に多くの家屋が建てられている。

 洪水に見舞われた地域は大統領府や多くの大使館が集まる高級住宅街のココディ(Cocody)地区から貧困地区ヨプゴン(Yopougon)まで、広範囲にわたっている。

 AFPの現地特派員によると、ココディおよび隣接するリビエラ(Riviera)地区では家屋数棟が浸水して壁が崩れ、多くの車が流されているという。(c)AFP