【6月20日 Parismodes.tv】米ニューヨーク(New York)で「サンローラン(Saint Laurent)」がメンズウェアコレクションを発表した。アンソニー・ヴァカレロ(Anthony Vaccarello)が手掛けるメンズコレクションがニューヨークで披露されるのは今回が初となる。

 前回は仏パリ(Paris)エッフェル塔(Eiffel Tower)をバックにショーを開催したが、今回、アンソニー・ヴァカレロがショーの会場として選んだ場所は、ビルの立ち並ぶニューヨークの夜景。

 スリムパンツに、プリントまたはストライプのゆったりしたシャツで構成したスキニーでテーパードの効いたシルエット。スタジオ54(Studio 54)に着想を得た輝きとスパンコール、バンダナやカウボーイシャツ、スエードやフリンジのブルゾンジャケットでウェスタンを再現。シースルー、アニマルモチーフ、サファリジャケットには、サンローランのDNAが感じられる。黒を基調としたワードローブは光沢感よりはマットが中心。

 注目はパッチワークレザーや爬虫(はちゅう)類の革を使用したスクウェアトゥのアンクルブーツ。ジャケットの上から着用したベルトで強調したウエストは、男性の魅力を引き出す。フィット感のあるジャケットのレザーと、トップステッチをかけたショルダーもポイント。ユニセックスのルックは現在人気沸騰中のモデル、カイア・ガーバー(Kaia Gerber)が着用。フィナーレは光沢メイクを上半身に施した男性モデルたちが締めくくった。(c)Parismodes.tv