【6月26日 MODE PRESS WATCH】「グッチ(GUCCI)」は、伊フィレンツェの「グッチ ガーデン(GUCCI GARDEN)」の展示スペース内に、2つの新しいギャラリーをオープンした。第1回の展覧会として、クリエイティブ・ディレクターアレッサンドロ・ミケーレ(Alessandro Michele)が衣装を手掛けたこともある、アイスランドのシンガー ビョーク(Bjork)にオマージュを捧げる。

 同施設は、伊・フィレンツェの歴史あるメルカンツィア宮殿(Palazzo della Mercanzia)内に今年1月にオープンしたばかり。アレッサンドロ・ミケーレの発案によって生まれ、ブランドのフィロソフィーを体現する最新の空間だ。見所は、ブランドが創設された1921年から今に至るまでの幅広いアーカイブコレクションと、今の「グッチ」のクリエイションが共鳴するレイアウト。ファッション評論家であるマリア・ルイーザ・フリーザ(Maria Luisa Frisa)にキュレーションを依頼し、過去と今を対比させることで、「グッチ」のストーリーを表現。2フロアに渡るギャラリーでは、それぞれの時代を象徴するオブジェや写真、ビデオ、現代アートと融合されて空間を彩る。「グッチ ガーデン」という名前は、植物、花、動物といった自然からのインスピレーションを取り入れている「グッチ」の美学を表現しているだけでなく、メタファーも込められている。

(c)GUCCI

  1階部分の展示スペースでは、さまざまなアーティストによるプレゼンテーションやインスタレーションを入れ替えで展示。第1回となる本展覧会ではアイスランドのシンガー、ビョーク(Bjork)にオマージュを捧げ、2017年にリリースされた「The Gate」のミュージックビデオのために制作したビョークの衣装を展示する。そのほか、ビョークのミュージックビデオの世界観を表す書籍や、アーティストのジェームズ・メリー(James Merry)によるマスク、アレッサンドロ・ミケーレによるさまざまな色に光るレザーのアンクルブーツやソールを付け替えできるプラットフォームシューズ、シルバーのレザーのバレエシューズなど、ビョークが着用した衣装やアクセサリーなどが展示されている。

 またグランドフロアにあるショップで、ロンドンを拠点に活動するアーティスト、イザベラ・コティヤー(Isabella Cotier)とのコラボコレクションを発売。コティヤーによるフィレンツェの街並みなどのカラフルなイラストを施したTシャツやスエット、フーディーなどのアイテムを取り揃える。「グッチ ガーデン」の展示スペース内の“Cinema da Camera”と名付けた、映画やフィルム作品の上映スペースもアップデートされているそう。フィレンツェに行った際には、ぜひ立ち寄ってみて!

■お問合せ先
グッチ ジャパン カスタマーサービス/0120-88-1921

■概要
グッチ ガーデン
GUCCI GARDEN
50122 Firenze,
Piazza della Signoria 10 Italia

営業時間:
・ショップ 10:00~23:30
・ギャラリー 10:00~23:30 ※最終入館 22:30
・レストラン 12:00~20:30 ※要予約
ギャラリー入場料:一般 8ユーロ
年中無休 ※12月25日、1月1日、8月15日は休館
※学生、65歳以上の方、12歳未満の子供、ハンドキャップをお持ちの方、フィレンツェ市民(月曜日限定)は入館料無料
※チケット売上げの50%はフィレンツェ市の修復プロジェクトに寄付される

■関連情報
・グッチガーデン公式サイト:https://www.gucci.com/jp/ja/store/gucci-garden
(c)MODE PRESS