【6月19日 AFP】サッカーW杯ロシア大会(2018 World Cup)に出場しているスイス代表のファンの一行が、17日にブラジル戦が行われたロストフナドヌー(Rostov-on-Don)と間違えて、1281キロメートルも離れた別の都市ロストフベリーキイ(Rostov Veliky)のホテルを誤って予約していたことが判明した。

 現地メディアによると、警察に連絡を入れたファンは、「ロストフ」と名の付いた通りに到着したのにホテルが見つからないと話したとされている。現地警察は18日にコメントを発表し、「スイスを応援しにきた外国人観光客から、ホテルを探していると電話があった。われわれは、ロシアの複雑な地名の翻訳で混同し、ロストフベリーキイのホテルを予約してしまったのだと通訳を介して伝えた」と述べた。

 ロストフナドヌー警察の広報担当者はロシアメディアに対し、W杯期間中はスペイン語、英語、アラビア語、そしてフランス語に対応したプロの翻訳者やボランティアを雇用しており、ファンが宿泊先などを探すときに役立てていると明かした。

 ウクライナ東部からわずか60キロメートルの場所に位置するロストフナドヌ―に、3億2000万ドル(約350億円)を費やして建てられた4万5000人収容のロストフ・アリーナ(Rostov Arena)での一戦で、スイスはブラジルと1-1で引き分けている。(c)AFP