【6月19日 AFP】国際サッカー連盟(FIFA)は18日、W杯ロシア大会(2018 World Cup)のドイツ対メキシコの試合で、メキシコのサポーターが同性愛者を侮辱するような合唱を行ったとされる疑惑で同国に対する懲戒手続きに入ったと発表した。前回大会覇者のドイツはメキシコに0-1でまさかの黒星を喫している。

 FIFAは暴言の具体的内容については明らかにしなかったものの、ルジニキ・スタジアム(Luzhniki Stadium)で行われ試合で、メキシコの一部ファンがドイツのGKマヌエル・ノイアー(Manuel Neuer)を標的に叫んでいたと報道で伝えられた。

 ファンによる同様のチャントは4年前に行われたブラジル大会(2014 World Cup)のメキシコ戦でも見られていたが、当時FIFAは何の行動も起こさなかった。しかし、現在は規則が厳しくなっており、南米の他のチームもこうした差別的な合唱で処分を受けている。(c)AFP