【6月19日 AFP】スペイン1部リーグのアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)は18日、アントワーヌ・グリーズマン(Antoine Griezmann)が契約延長にサインし、2023年までチームに残留すると発表した。同クラブはまた、グリーズマンと同じくフランス代表としてW杯ロシア大会(2018 World Cup)に出場しているDFリュカ・エルナンデス(Lucas Hernandez)も、2024年まで契約を延ばしたことを明らかにした。

 現在27歳のグリーズマンは、FCバルセロナ(FC Barcelona)から熱烈なオファーを受けて同クラブに移籍するとうわさされていたが、先週末を前にアトレティコで今後も4年間プレーすることを決意。クラブのミゲル・アンヘル・ヒル・マリン(Miguel Angel Gil-Marin)最高経営責任者(CEO)が同日、ロシアに赴いて契約を更改した。

 16日にカザニ(Kazan)で行われたオーストラリア戦で、グリーズマンはW杯史上初となるビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)によるPKで得点を記録し、激しい闘志をみせた相手を退けて大会制覇を目指すフランスに2-1の勝利をもたらした。

 グリーズマンはオリンピック・マルセイユ(Olympique de Marseille)に3-0で勝利した先月のヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2017-18)決勝でも、2得点を記録する活躍をみせてアトレティコで初のメジャータイトルを獲得。クラブは2014年と2016年の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)決勝でレアル・マドリード(Real Madrid)に敗れていた。

 スペインメディアによると、グリーズマンはその忠誠心が報われ、クラブ史上最高年俸の2000万ユーロ(約25億6000万円)に昇給したと伝えられている。(c)AFP