【6月19日 AFP】サッカーW杯ロシア大会(2018 World Cup)は18日、グループFの試合が行われ、スウェーデンがビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)によって与えられたPKを決め、韓国に1-0で勝利した。

 スウェーデンは後半17分、ヴィクトル・クラエソン(Viktor Claesson)が途中出場の金民友(Min-Woo Kim、キム・ミヌ)に倒されPKを獲得すると、経験あるキャプテンのアンドレアス・グランクヴィスト(Andreas Granqvist)がこの試合で唯一のゴールを決めた。

 スウェーデン選手から猛烈な抗議があったにもかかわらず、エルサルバドル出身のホエル・アギラール(Joel Aguilar)主審は当初その主張を払いのけた。しかしVARと協議した結果、PKの判定を下した。

 今大会でVARによってPKが与えられるのは、フランス対ペルー戦から数えてこれが3回目となる。

 スウェーデンの勝利はより攻撃的なアプローチの結果であるが、得点力不足の両チームにとって決勝点がPKから生まれたというのは驚きではなかった。

 スウェーデンはボールを保持していたがPKを与えられるまでゴールできるとは全く確信しておらず、勢いのない韓国は枠内シュートを一本も打つことができなかった。

 しかし、韓国は後半45分に同点にするチャンスを手にしたが、フリーになっていた黄喜チャン(Hee-Chan Hwang、ファン・ヒチャン)のヘディングはゴールマウスをとらえることができず、この試合における最高のチャンスを逃した。

 スウェーデンはこの勝利により、前回大会(2014 World Cup)王者のドイツから金星を挙げたメキシコと並びグループFの首位に立った。

 スウェーデンは23日、ソチ(Sochi)でドイツと対戦する。(c)AFP