【6月21日 AFP】サッカーW杯ロシア大会(2018 World Cup)は20日、グループBの試合が行われ、ジエゴ・コスタ(Diego da Silva Costa)が幸運な形で得点を決めたスペインが1-0でイランを破り、今大会初勝利を挙げるとともに、大会16強へ前進した。

 3-3の引き分けに終わったポルトガルとの初戦で2得点を記録したコスタは、試合序盤にイランのGKアリレザ・ビランヴァンド(Alireza Beiranvand)のつま先を踏んで物議を醸していたが、その行為による処罰を免れると、迎えた後半9分、ラミン・レザイーアン(Ramin Rezaeian)と自身に当たったボールがゴールに吸い込まれる幸運に恵まれた。

 対するイランは、サイード・エザトラヒ(Saeid Ezatolahi)がネットを揺らし、ベンチに座っていた全員がピッチに飛び出したが、オフサイドの判定で得点は認められず、スタジアムをブブゼラの音で充満させた数千人のイランサポーターは失望を隠さなかった。

 イランはその後も懸命に同点ゴールを狙ったが、バヒド・アミリ(Vahid Amiri)がジェラール・ピケ(Gerard Pique)を股抜きでかわし、左サイドから送った絶好のクロスボールは、メフディ・タレミ(Mehdi Taremi)がヘディングで合わせたもののバーの上に外れ、得点を挙げることはできなかった。(c)AFP