【6月18日 AFP】韓国軍は18日、日韓が領有権を主張する竹島(Takeshima、韓国名・独島、Dokdo)の防衛を想定した2日間の軍事訓練を、同島東部の沖合で開始した。

 韓国による竹島の実効支配に対して日本が実力行使に踏み切る見込みは乏しいにもかかわらず、韓国側は1986年に初めて同島の防衛訓練を実施。2003年からは毎年2回、実施している。

 韓国国防省の崔賢洙(チェ・ヒョンス、Choi Hyun-soo)報道官は、「独島防衛訓練は、外部勢力の侵入を阻止するため実施している定例の訓練だ」と述べた。

 2日間にわたる今回の訓練には、艦艇6隻、航空機7機が参加するほか、海兵隊の1部隊が島に上陸する予定だという。竹島には現在、韓国の警察官を中心に約40人が常駐している。

 一方、日本の外務省は「到底、受け入れることはできず、極めて遺憾」だと外交ルートを通じて抗議し、訓練の中止を強く求めた。(c)AFP