【6月18日 AFP】世界ロードレース選手権(WGP 2018)第7戦のカタルーニャGPは17日、カタロニア・サーキット(Circuit de Barcelona-Catalunya)でMotoGPクラス決勝が行われ、ドゥカティ(Ducati Team)のホルヘ・ロレンソ(Jorge Lorenzo、スペイン)が力強いポールトゥウィンでグランプリ2連勝を飾った。

 第6戦のイタリアGPでドゥカティでの初勝利を飾ったロレンソは、半数近いライダーが完走できなかったレースでレプソル・ホンダ(Repsol Honda)のマルク・マルケス(Marc Marquez、スペイン)、モビスター・ヤマハ(Movistar Yamaha)のバレンティーノ・ロッシ(Valentino Rossi、イタリア)を抑えて優勝を飾り、盛大に勝利を喜んだ。

 今季限りでドゥカティを離れ、来季からはホンダでマルケスのチームメートになることが決まっているロレンソは、そのマルケスに4秒479差をつけた。いったんはマルケスとチーム・スズキ・エクスター(Team SUZUKI ECSTAR)のアンドレア・イアンノーネ(Andrea Iannone、イタリア)にトップを譲ったが、すぐに抜き返すと、そのまま先頭でフィニッシュラインを切った。

 全19レース中7大会を終え、ロレンソは66ポイントの総合7位に浮上。上位は115ポイントのマルケスが首位に立ち、以下88ポイントのロッシ、77ポイントのヤマハのマーベリック・ビニャーレス(Maverick Vinales、スペイン)が続いている。

 年間優勝3回のロレンソは「2連勝を飾れた。この短期間でこれだけ状況が変わったことに驚いている」とコメント。一方のマルケスも、自らの走りに満足した様子で「きょうはドゥカティ勢を倒すのが難しかった。だけど一番重要なのは年間優勝争いでリードを広げられたことだ」と話した。

 ロレンソのチームメートであるアンドレア・ドビツィオーゾ(Andrea Dovizioso、イタリア)は、レース序盤で転倒しリタイア。昨季の年間2位がここ4戦でリタイア3回と大きな痛手を負っている。(c)AFP