【6月17日 AFP】オランダ政府が交通渋滞の緩和策として、通勤に自転車を使用している雇用者に対し、行き帰りに掛かる距離について1キロ当たり19セント(約24円)を支払うことを検討していることが分かった。

 社会基盤省副大臣のスティチェ・ファン・フェルトホーヘン(Stientje van Veldhoven)氏は今月、「車から降りて自転車に乗ろう」と呼び掛けるとともに、市民に自転車への乗り換えを促す新しい対策案を発表した。

 ファン・フェルトホーヘン氏は声明で、20万人を自動車から自転車の通勤に移行させ、距離にして30億キロ分の自転車通勤を促したいとの考えを示した。

 社会基盤省の声明によると、ファン・フェルトホーヘン氏はこれ以外にも自転車を購入する雇用者に助成金を提供する案も検討している。(c)AFP