【6月17日 AFP】ベネズエラの首都カラカスのナイトクラブで16日未明、卒業パーティーのさなかに催涙ガス弾が爆発し、集まっていた500人以上が逃げようと出口に殺到、未成年8人を含む17人が窒息などのため死亡した。当局が明らかにした。

 ネストル・レベロル(Nestor Reverol)内相によると、ナイトクラブでは中学校の卒業パーティーが行われていたが、けんかが始まり何者かが催涙ガス弾を爆発させた。当局の報告では、逃げようとした大勢のパーティー参加者らが出口に殺到し、押しつぶされた人々が窒息、もしくは多発外傷のため死亡した。この他に少なくとも5人が重傷を負い病院で手当てを受けているが、1人は危篤だという。

 レベロル内相は国営VTVテレビで、事件後拘束された7人のうちの未成年1人が催涙ガス弾を爆発させたとという目撃証言を確認した。また拘束された人の中には未成年がもう1人いること、公共の場所に銃器や弾薬の持ち込みを防ぐための規定を順守しなかった容疑でナイトクラブの支配人が逮捕されたことも明らかにした。(c)AFP/Esteban ROJAS