【6月16日 AFP】男子ゴルフの米国ツアーメジャー第2戦、全米オープン選手権(2018 US Open Championship)は15日、ニューヨーク州のシネコックヒルズGC(Shinnecock Hills Golf Club)で2日目が行われ、タイガー・ウッズ(Tiger Woods、米国)は通算10オーバーで予選落ちに終わったものの、新たなメジャータイトル獲得に向けた「絶対的」な自信もみせた。

 故障に悩まされるなかでプレーした2015年大会以来、久しぶりの全米オープンに臨んだウッズは、バックナインからスタートすると、パー4の6番でボギーをたたいてこの時点で通算12オーバーとなり、予選落ちが決定的になってしまった。8番では3メートルのバーディーパットをねじ込み、続く9番も5メートルのバーディーパットを沈める奮起をみせて10オーバーまで挽回したものの、カットラインの8オーバーには届かなかった。

 初日に「78」をたたき、2日目は60台のスコアを目指していたウッズは、「ストロークもパットもかなり不満な内容だ。結果は10オーバー。これに満足したり喜んだりしていいのか分からない」とコメントした。

 首位のダスティン・ジョンソン(Dustin Johnson、米国)に14打差をつけられたウッズだが、けがから復帰して以降の10大会の内容から、自身のメジャー通算14勝に新たなタイトルを加えることについては自信をみせており、「絶対にできる。僕のスイングをみたかい?」と話している。

「ストロークは手応えを感じている。パットに関してはまだまだで、何よりも重要なのは勢いを持続できるようなパットが打てていないことだ。それに、勢いがついてきた場面でパットを外したり、うまく入らなかったりすることがある」

 2008年に全米オープンを制したのを最後に、メジャータイトルから10年間遠ざかっているウッズは、ツアー復帰を果たして素晴らしいパフォーマンスを披露しているものの、大会で優勝を果たすにはあらゆる面で本来の調子を取り戻す必要がある。

 今年3月のバルスパー選手権(Valspar Championship 2018)では2位タイに入り、アーノルド・パーマー・インビテーショナル(Arnold Palmer Invitational 2018)でも5位タイという好成績を残したウッズは、前週行われたザ・メモリアルトーナメント(The Memorial Tournament 2018)では、3日目に一時はトップに立ちながらもパットで大きく崩れ、23位タイに終わってしまった。(c)AFP/Rebecca BRYAN