【6月16日 AFP】サッカーW杯ロシア大会(2018 World Cup)は15日、グループBの試合が行われ、アジズ・ブハドゥズ(Aziz Bouhaddouz)のオウンゴールでイランがモロッコに1-0で勝利した。

 白星を飾ったイランの選手たちは試合が終了すると、大会初戦というよりまるでW杯を制したかのようにピッチ上で感情を爆発させた。

 サンクトペテルブルク・スタジアム(Saint Petersburg Stadium)での試合はスコアレスドローで終わるかに思われたが、後半アディショナルタイムにブハドゥズが犯したミスにより、グループBでイランがスペイン、ポルトガルに対する新たな挑戦者になったことを意味した。

 かつてレアル・マドリード(Real Madrid)やマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)を率いたカルロス・ケイロス(Carlos Queiroz)監督は、今週スペインを襲った監督交代劇がイランを後押しすることはないと主張していたが、この勝利によりそのプレッシャーが強まったことは確かだ。

 ブハドゥズがニアポスト付近でオウンゴールをすると、イランのベンチメンバーたちはピッチ上に入っていく気持ちを抑えられなかった。そして試合終了の笛が鳴ると、イランの選手たちはまたもや大喜びでピッチ上を全速力で駆け回った。

 一方のモロッコは、少なくとも前半に見せた勢いある戦いぶりに自信を持つべきだが、ハキム・ツィエク(Hakim Ziyech)やアユブ・エル・カービ(Ayoub El Kaabi)、メディ・ベナティア(Mehdi Benatia)らはチャンスを得点につなげることはできなかった。(c)AFP