【6月15日 AFP】サッカーイングランド・チャンピオンシップリーグ(2部)に所属するリーズ・ユナイテッド(Leeds United)は15日、新監督にアルゼンチン人指揮官のマルセロ・ビエルサ(Marcelo Bielsa)氏を招へいした。契約期間は2年間となる。

 ビエルサ監督は「リーズ・ユナイテッドの監督に就任することができて嬉しい。イングランドで仕事をすることをずっと望んでいた」とコメントしている。

 また62歳のビエルサ監督は、「リーズ・ユナイテッドほどの歴史を持ったクラブからオファーを受け、それを断ることはできなかった」と話し、新たな挑戦について「興奮している」と続けた。

 リーズは今シーズンの終了時にポール・ヘッキングボトム(Paul Heckingbottom)前監督を解任しており、ビエルサ氏はその後任となる。

 リーズのアンドレア・ラドリッツァーニ(Andrea Radrizzani)会長は、「マルセロや彼のスタッフをリーズに歓迎することができ非常に感激している」と話している。

「マルセロは経験豊富で、われわれのクラブに新しい文化を築き、勝者のメンタリティーをもたらすためにそれを生かしてくれるだろう」

 リーズは1部リーグで3度の優勝経験を誇り、2001年には欧州チャンピオンズリーグでベスト4に入った過去を持つが、2004年に2部リーグに降格してからは1部に復帰できておらず、一時は3部にあたるリーグ1にも在籍していた。

 リーズはここ数年、連続して昇格プレーオフにすら進出できておらず、イタリア人のマッシモ・チェッリーノ(Massimo Cellino)前会長の時代もフットボールの事柄よりも、監督の交代や法的な問題が有名になっていた。

 ラドリッツァーニ氏は、ビエルサ監督こそがリーズにとって1部昇格を逃し続けている14年の歴史を終わらせる人物になると考えている。(c)AFP