【6月15日 AFP】ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領の報道官は14日、同国の議員が自国の女性たちに対し、サッカーW杯ロシア大会(2018 World Cup)の試合観戦のために同国を訪れるファンと性交渉を持つべきではないと発言したことについて、女性が自ら決めることだとして反論した。

 家族や女性、子どもに関する下院委員会の委員長を務めるタマラ・プレトニョーワ(Tamara Pletneva)共産党議員(70)は13日に地元ラジオで、W杯に伴うファンとの情事は、ロシア人女性たちが「別人種」の子を育てることにつながりかねないと主張した。

 これについてドミトリー・ペスコフ(Dmitry Peskov)大統領報道官は記者会見で、「政府の権限が及ぶ範囲外」の問題だとした上で、国際サッカー連盟(FIFA)がW杯ファンの身分証明書に「人種差別にNOと言おう」というスローガンを記載していることに言及し、「ロシア人女性たちは恐らく自己管理できる。彼女たちは世界一の女性たちなのだから」と述べた。(c)AFP