【6月16日 東方新報】天安門地区管理委員会によると、天安門の城楼と城の土台の修繕案が国家文化財局の許可を得て、15日から工事が始まった。観光客の安全確保のため、修繕期間中は工事か所の一般公開が中止される。

 文化財の専門家によると、天安門の城楼は明・清時代に2度の大規模な修繕が行われた。新中国成立以降は、1970年に耐震力強化が図られ、放送設備を供えた城楼に建て替えられている。

 専門機関がこのほど検査を行ったところ、安全面には大きな問題はなかったが、土台に浸水が確認されたほか、壁にも一部穴が見つかった。壁画には亀裂が入るなど部分的な老朽化が進んでいることから、修繕の必要性があると判断された。

 今回の修繕工事は来年4月末には終了する見通しで、その後は一般公開される予定。(c)東方新報/AFPBB News