【6月15日 AFP】男子テニス、メルセデス・カップ(MercedesCup 2018)は14日、シングルス2回戦が行われ、大会第4シードのニック・キリオス(Nick Kyrgios、オーストラリア)は6-4、4-6、6-3でマクシミリアン・マーテラー(Maximilian Marterer、ドイツ)を下し、準々決勝進出を決めた。

 2か月ぶりのシングルスの試合で20本のエースを放ち、勝利をつかんだキリオスは「ひどい試合だった。サーブが唯一良かったおかげで試合に踏みとどまれた」とコメント。また、今季はブリスベン国際(Brisbane International 2018)を制して幸先が良い出だしを切りながら、その後は肘と臀部(でんぶ)の故障に苦しんでいる同選手は「何もうまくいかなかったけど、肘に悩まされなかったのは唯一の救いだ」と付け加えた。

「全体的に調子は良かったわけではなく、非常に平均的な出来だった。それに、ここ3か月は本当に過酷だった」

 上位進出へ調子を上げていきたいキリオスは次戦、4強入りを懸けて第8シードのフェリシアーノ・ロペス(Feliciano Lopez、スペイン)と対戦する。グラス(芝)コートを得意とするロペスは同日、ジル・シモン(Gilles Simon、フランス)を7-6(8-6)、6-4で退けている。

 また、ギド・ペラ(Guido Pella、アルゼンチン)は7-6(7-4)、6-3で予選勝者のプラジュネシュ・グネスワラン(Prajnesh Gunneswaran、インド)を下し、トップシードのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)が待つ準々決勝への切符をつかんだ。フェデラーは今大会で決勝に進出すればラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)を抜いて世界ランキング1位に立つことができる。(c)AFP