【6月15日 AFP】フランス国王ルイ16世(Louis XVI)の王妃、マリー・アントワネット(Marie Antoinette)がかつて所有し、これまで公開されていなかったダイヤモンドや真珠などの宝飾品が、スイスで競売に掛けられることになった。

 競売大手サザビーズ(Sotheby's)によれば、ブルボン=パルマ(Bourbon-Parma)家所有の品々100点以上が出品される競売は、11月12日にジュネーブで行われる。

 出品される宝飾品の一つ、天然真珠があしらわれたダイヤモンドのペンダントは、最高で200万ドル(約2億2000万円)の値が付くと予想されている。

 また天然真珠300粒以上でできたネックレスは最高30万ドル(約3300万円)、真珠のイヤリング1組は5万ドル(約550万円)と評価されている。

 競売にはこの他にも、オーストリア・ハンガリー帝国解体に至るまでの王族たちが所有し、その後ブルボン=パルマ家所有となった宝飾品も出品される予定。(c)AFP