【6月14日 AFP】サッカーエジプト代表のFWモハメド・サラー(Mohamed Salah)が13日、ベースキャンプ地のグロズヌイ(Grozny)で行われた練習に参加し、W杯ロシア大会(2018 World Cup)に臨む代表チームに希望の光が差し込んでいる。

 サラーは先月26日に行われた欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2017-18)決勝で肩を痛めて以来、戦列から遠ざかっていたが、練習を見学したAFPの記者によると、同選手はチームメートと共に一連のウオーミングアップをこなし、負傷後では初めて練習に参加。あるチームドクターによれば、サラーは「チーム練習に一部参加し、個別メニューも完了した」という。

 しかし、別のチームドクターはサラーの経過について慎重な姿勢を示しており、15日に行われるウルグアイとのグループAの初戦に同選手が出場できる保証はないと報道陣に話している。

「ある程度の良い経過をたどっているが、彼の出場に関しては断定できない。まだ、一日一日状態を確認しているところだ」

 サラーはロシア入り後に行われた初練習には参加しなかったが、自身の出場の可能性については楽観的な考えを示しており、10日にはAFPに対して「わくわくしている。うまくいけば万全の状態をつくれると思う。順調に進んでいるし、やる気にあふれている」とコメントしていた。(c)AFP