【6月19日 CNS】中国のIT大手、百度(バイドゥ、Baidu)は、同社初となる自社オリジナルの人工知能(AI)スピーカー「小度(Xiaodu)スマートスピーカー」を発売した。

「小度スマートスピーカー」は、最新の対話式AI操作システム「DuerOS」を搭載。中国国内初となる「児童モード」も搭載している。定価は249元(約4300円)で、お試し価格は89元(約1500円)。インターネット買い物サイトの京東(JD.com)か小度商城で購入できる。サイズは缶ジュース大で、白とグレーのシンプルなデザインだ。

 スマートスピーカーで大切なのは、対話ができることではなく、話し手が本当に必要としていることを理解できることだ。「小度スマートスピーカー」は、ユーザーが使えば使うほど学習していく。「小度、小度」と呼べば、天気予報士にも、目覚まし時計にもなってくれる。朝と夜を理解し、同じキーワードでも時間帯によって違った情報を提供してくれる。

 また、スマートスピーカーのユーザーの20%以上が児童というデータから、「小度スマートスピーカー」は児童モードを搭載。声音、内容、話し方などすべて子どもと同じ目線で対応することができる。

 例えば、通常モードで「子守唄を流して」と言うと、そのまま音楽を流すのが一般的だが、児童モードでは、「君のために一生懸命選ぶよ。ぐっすりおやすみ、いい子だね」と一言添えてくれる。また通常モードで「歯を磨かないとどうなる?」という質問には、歯のケアに関する知識を話し始めるが、児童モードでは、「歯を磨かないと、君の歯が虫歯になるんだよ」とやさしく注意してくれる。(c)CNS/JCM/AFPBB News