【6月13日 AFP】イタリアのジョバンニ・トリア(Giovanni Tria)経済・財務相は13日、フランス側との会談を延期した。両国の間ではイタリアの新政権が移民船の受け入れを拒んだことをめぐって非難の応酬が続いており、イタリア側からは15日の仏伊首脳会談を中止すべきとする声も上がっている。

 イタリアのポピュリスト(大衆迎合)連立政権は、リビア沖で先週末に救助された620人余りの移民受け入れを拒否。これに対し、フランスのエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領は「あざけりと無責任」と批判した。イタリア政府は13日、マクロン大統領の発言を「容認できない」とし、フランス大使を呼び出していた。

 NGOの救助船に乗った移民はイタリアから入港を拒否された後、受け入れ先を探していたが、スペインから東部バレンシア(Valencia)への入港を認められた。16日遅くに現地に到着する見通しとなっている。

 イタリアの極右政党「同盟(The League)」出身のマッテオ・サルビーニ(Matteo Salvini)内相は先に、フランスから「正式な謝罪」がなければ、欧州連合(EU)首脳会議を前に15日に予定されるイタリアのジュゼッペ・コンテ(Giuseppe Conte)首相とマクロン大統領の首脳会談を中止すべきだとの考えを示している。

 会談では移民問題が中心的な議題になるとみられている。(c)AFP/Lucy ADLER