【6月13日 AFP】カナダで開催された先進7か国(G7)首脳会議(サミット)を受け、同国のジャスティン・トルドー(Justin Trudeau)首相について「地獄に特別な場所」が用意されていると発言したドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領の側近が12日、不適切だったとして謝罪した。

 米紙ウォールストリート・ジャーナル(Wall Street Journal)によると、ピーター・ナバロ(Peter Navarro)大統領顧問は首都ワシントンで同紙が開催したイベントで、「私が犯した過ちを訂正させてほしい」「私は不適切な言葉を使った」と述べた。

 ナバロ氏は10日、カナダのケベック(Quebec)で開催され、惨たんたる幕切れを迎えたG7サミットの後、他のトランプ政権幹部と共にトルドー首相への非難を繰り広げていた。

 トランプ氏自身はツイッター(Twitter)でトルドー首相を「不誠実で弱腰」と非難。国家経済会議(NEC)のラリー・クドロー(Larry Kudlow)委員長はトルドー首相が「われわれの背中を刺した」も同然と主張していた。

 通商面でタカ派とされるナバロ氏は、怒りを爆発させたことがこれまでも報じられてきた。

 報道によると、ナバロ氏は最近、中国で行われた会議をめぐってスティーブン・ムニューシン(Steven Mnuchin)米財務長官と口論になり、一連の会議への出席を差し止められた。(c)AFP