【6月12日 AFP】シンガポールで開催された米朝首脳会談が、長らく分断された朝鮮半島に平和をもたらすかもしれないとの希望を人々に与えた一方、米政府は、シンガポールをマレーシアの一部と誤記するという、あり得そうもないもう一つの「統一」をほのめかすミスを犯した。

 米朝首脳会談を翌日に控えた11日、米国務省はウェブサイト上でマイク・ポンペオ(Mike Pompeo)国務長官の発言内容を掲載。当初の投稿では、ポンペオ国務長官による「マレーシアのシンガポール」にあるホテルでの発言と説明していた。

 金融業の中心地である富裕なシンガポールと隣り合うマレーシアは1960年代、2年間同じ国だった。しかし、シンガポールは民族間の不和によりマレーシアから追放され、以降は独立国家となった。

 今回の不手際はインターネット上で拡散され始めた直後に訂正されたものの、物笑いの種になってしまった。(c)AFP