【6月11日 AFP】全仏オープンテニス(French Open 2018)は10日、女子ダブルス決勝が行われ、穂積絵莉(Eri Hozumi)/二宮真琴(Makoto Ninomiya)組は3-6、3-6で大会第6シードのバルボラ・クレイチコバ(Barbora Krejcikova、チェコ)/カテリーナ・シニアコバ(Katerina Siniakova、チェコ)組に敗れ、優勝を逃した。

 第1シードで、全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2018)の優勝ペアであるクリスティーナ・ムラデノビッチ(Kristina Mladenovic、フランス)/ティメア・バボス(Timea Babos、ハンガリー)組を破った穂積/二宮組だったが、クレイチコバ/シニアコバ組はわずか65分で勝利を収めた。

 クレイチコバ/シニアコバ組が四大大会(グランドスラム)初制覇を飾った一方、穂積/二宮組はグランドスラムを制した初の日本人女子ペアになることはできなかった。

 シニアコバは「この勝利をヤナ・ノボトナ(Jana Novotna)にささげたい」と話し、がんのため昨年11月に49歳という年齢でこの世を去った同胞であるウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon)の元女王に弔意を表した。

 またシニアコバは日本人ペアに対しても「あなたたちは素晴らしい2週間を送った。これから何度も対戦できることを願っています」と健闘をたたえた。(c)AFP