【6月10日 AFP】サッカー国際親善試合が9日、各地で行われ、フランスは1-1で米国と引き分けた。チームとしては平凡な内容だったが、ポール・ポグバ(Paul Pogba)のパフォーマンスは改善した。

 フランスは、ジュリアン・グリーン(Julian Green)のゴールでW杯出場を逃した米国に先制されて前半を終えると、後半にキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)が同点ゴールを決め、勝利が期待された欧州選手権2016(UEFA Euro 2016)ファイナリストの面目を保った。

 それでもオーストラリアとのW杯初戦がすでに頭にあるのか、試合を通じてチームは安全運転だった。本大会では、これ以上のプレーが求められる。

 それでも、3-1で勝利した前週のイタリア戦でやじを浴びたポグバが、激しい守備と攻撃での責任感を見せ、何本か鋭いパスを通したのは大きかった。

 ディディエ・デシャン(Didier Deschamps)監督は、仏テレビ局TF1に対して「少しエネルギーが足りなかったが、勝つのに十分なチャンスは作れた。とはいえこういうものだ。若い米国代表はスペースをほとんど与えてくれず、しっかり守ろうとしていた」とコメントした。

 フランスと大会初戦で当たるオーストラリアは、同日ハンガリーとの親善試合に2-1で勝利している。(c)AFP/Yann BERNAL