【6月10日 AFP】米大リーグ(MLB)、ニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)の田中将大(Masahiro Tanaka)が9日、両太もも裏の張りで10日間の故障者リスト(DL)に入った。

 8日に行われたニューヨーク・メッツ(New York Mets)とのサブウェイシリーズ初戦に先発した田中は、6回のアーロン・ジャッジ(Aaron Judge)の犠飛で生還した際に負傷。ア・リーグの球場では打席に立たない田中にとって、これがキャリア初得点となったが、顔をしかめてダッグアウトに戻ると、その裏のマウンドには上がらなかった。

 負傷降板となった田中はこの日、メッツのブランドン・ニモ(Brandon Nimmo)に先頭打者本塁打を浴びたものの、その後は打者12人を連続で斬って取り、5回を投げて1安打、1失点、8奪三振という内容だった。試合はヤンキースが4-1で勝利している。

 ヤンキースでは同日、左腕のジョーダン・モンゴメリー(Jordan Montgomery)がトミー・ジョン(Tommy John)手術が必要となり、今季絶望となったことも発表されている。

 投手の故障に悩まされているのはヤンキースだけでなく、ロサンゼルス・エンゼルス(Los Angeles Angels)では大谷翔平(Shohei Ohtani)が右肘の靱帯(じんたい)を損傷して3週間の戦列離脱となっており、ワシントン・ナショナルズ(Washington Nationals)はスティーブン・ストラスバーグ(Stephen Strasburg)がDL入りする見通しとなっている。

 22日のサンフランシスコ・ジャイアンツ(San Francisco Giants)戦に先発したストラスバーグは、2回を投げ終えたところで降板し、その後のMRI検査で右肩に炎症があることが判明していた。(c)AFP