【6月10日 AFP】国連イラク支援ミッション(UNAMI)とロンドンを拠点にイラクでの暴力による死者数を監視している「イラク・ボディー・カウント(Iraq Body Count)」は先週、イラクでの暴力行為による今年1~5月の民間人死者数は前年同期比で80%近く減少したと発表した。イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」が掃討されたことが主な要因だという。

 UNAMIによると、今年1〜5月の暴力行為による民間人死者数は477人で、前年同期の2014人から76.3%減少。負傷者数も前年同期の2977人から939人へと68.4%減少した。

 イラク・ボディー・カウントは、政治・宗教的な暴力による今年1~5月の民間人死者は1818人で、前年同期の7708人から76.4%減少したと発表した。(c)AFP