【6月10日 AFP】サッカー国際親善試合が9日、各地で行われ、スペインは1-0でチュニジアに辛勝したものの、W杯ロシア大会(2018 World Cup)に向けた準備試合としては低調な内容に終わった。

 2010年の南アフリカ大会(2010 World Cup)王者であるスペインは、欧州選手権2016(UEFA Euro 2016)の決勝トーナメント1回戦で敗退し、フレン・ロペテギ(Julen Lopetegui)監督が就任してからは20戦無敗を守っている。

 同じく本大会に出場するチュニジアとの対戦で、スペインは試合終了7分前にイアゴ・アスパス(Iago Aspas)がこの試合唯一のゴールを挙げたが、センターフォワードの柱を決めるというロペテギ監督の懸案事項は解決しないままだった。

 ブラジル出身のジエゴ・コスタ(Diego da Silva Costa)は悪くないプレーを見せ、チュニジアのDFを苦しめ続けると、アスパスの決勝ゴールをアシストした。ただしボール支配率では圧倒したスペインだが、チュニジアに得点機を何回かつくられる場面もあった。

 W杯でグループBに入っているスペインは、15日のチーム初戦で欧州選手権王者のポルトガルと対戦。一方でグループGのチュニジアは、18日にイングランドとの初戦を迎える。(c)AFP