【6月9日 AFP】全仏オープンテニス(French Open 2018)は8日、男子シングルス準決勝が行われ、大会第7シードのドミニク・ティエム(Dominic Thiem、オーストリア)は今大会で快進撃を見せていたマルコ・チェッキナート(Marco Cecchhinato、イタリア)を7-5、7-6(12-10)、6-1で下し、自身初の四大大会(グランドスラム)決勝進出を決めた。

 オーストリア人選手として、1995年の全仏を制したトーマス・ムスター(Thomas Muster)氏以来となるグランドスラムのファイナリストとなったティエムは決勝で、ローラン・ギャロス(Roland Garros、全仏オープン)で通算10度の優勝経験を誇る第1シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)と激突する。ティエムはナダルに対して通算3勝6敗と負け越しているが、過去2年のクレーシーズンで唯一同選手に土をつけた選手となっている。

 これが全仏では3年連続の準決勝となっていた24歳のティエムは、5度のセットポイントを要した第2セットでは緊張したと認めており、「タイブレークは接戦だったし、第2セットがカギだった。特に6-4の場面で簡単なボレーをミスした時は良い気分ではなかった」と振り返った。

 一方、この日は敗れた世界72位のチェッキナートだが、今大会前はグランドスラムで未勝利だったにもかかわらず、パブロ・カレーニョ・ブスタ(Pablo Carreno Busta、スペイン)、ダビド・ゴフィン(David Goffin、ベルギー)、ノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)の3人のシード選手を破って準決勝まで勝ち上がってきた。

 準々決勝では2016年大会覇者のジョコビッチに番狂わせを演じたチェッキナートは「きょうは一日中、コート・フィリップ・シャトリエ(Court Philippe-Chatrier)のファンが『行け、マルコ』と応援してれた。自分にとっては、あれが最高の瞬間だったと思う」「トップ10のドミニク・ティエムを相手にして、きょうは全ての人が僕の味方になってくれたと思う」と話した。(c)AFP/Dave JAMES