【6月9日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は8日、今季のNBAファイナルを戦っているクリーブランド・キャバリアーズ(Cleveland Cavaliers)とゴールデンステイト・ウォリーズ(Golden State Warriors)のどちらもホワイトハウス(White House)に招待するつもりはないと述べた。

 キャバリアーズの大黒柱レブロン・ジェームズ(LeBron James)とウォリアーズのエースとしてチームをけん引するステフェン・カリー(Stephen Curry)が先日、ホワイトハウスへの表敬訪問に出席しないと明言したことを受け、トランプ大統領はどちらのチームも招待することはないとして「私はレブロン・ジェームズもステフェン・カリーも招待していない。どちらのチームも招待するつもりはない」と語った。

 NBAのスーパースターがこのような反応をみせていたのは、今季のナショナルフットボール(NFL)でスーパーボウル(Super Bowl)を制したフィラデルフィア・イーグルス(Philadelphia Eagles)からホワイトハウス訪問に10~12人程度しか参加しないことが判明し、トランプ大統領が4日に招待そのものを取り消したことを受けてのものとなっている。

 過去にトランプ大統領を「ばか」よばわりしているジェームズは5日、今年のNBAファイナルが終了してもウォリアーズとキャバリアーズが招待に応じることはないとして、「このシリーズにどちらが勝とうが、誰も招待は受けたがらないだろう。キャブスも、ウォリアーズも行かない」とコメントしていた。

 対するトランプ大統領は、米国屈指の人気を誇る2つのチームから冷たくあしらわれても、これまでほかのチームは出席したことを引き合いに平然とした様子をみせ、さらには北米アイスホッケーリーグ(NHL)のスタンレーカップ(2018 Stanley Cup)を制したばかりのワシントン・キャピタルズ(Washington Capitals)については招待する意向を示している。

「訪問にくるチームはほかにもある。キャップス(Caps、キャピタルズの愛称)のことは招待すると思う。これから、どうなるか分かるだろう。私の姿勢はご存知の通りだ。彼らが地球上で最高の場所であるここに来たいなら、私は待っている。彼らがここに来ることを望まないなら、私も来てもらいたくない」(c)AFP