燃えるたこで農地狙う パレスチナ抗議デモで新たな作戦
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■イスラエルの対空防衛システムもお手上げ
イスラエルの農業従事者は、この低予算の攻撃によって甚大な損害を被っている。
だがヨナさんは、キブツの住民は2008年以来、ガザの境界線で3回の紛争を経験しており、このような攻撃には屈しないと主張した。「ここは私たちの土地だ。土地が最後の1メートルになるまで働く。屈するわけにはいかない」
パレスチナ人も、この地は自分たちのものだと信じている。抗議活動に参加する人々は、1948年にイスラエル建国によって自分たちの家族が避難して残してきた家や追放された家に戻る権利があると主張している。
イスラエル軍はドローンを飛ばして、たこを壊すか、墜落させようと躍起になっている。だが、対空防衛システム「アイアンドーム(Iron Dome)」の性能を誇るイスラエルにも、このローテク作戦に対する効果的な反撃方法はまだない。(c)AFP/Clothilde Mraffko