【6月8日 AFP】元男子テニスのロビン・ソデルリング(Robin Soderling)氏は7日、2009年の全仏オープンテニス(French Open 2009)でラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)に初の黒星をつけ、それがロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)のタイトル獲得に結びついたことについて、同選手から感謝されるのを待っているとジョークを交えて話した。

 9年前の全仏オープン4回戦で、ソデルリング氏は当時大会4連覇中のナダルを破り、ローラン・ギャロス(Roland Garros、全仏オープン)における同選手の連勝記録を31で阻止した。しかしながら、ソデルリング氏はその後決勝でフェデラーに敗れ、同選手の生涯グランドスラム達成に一役買うことになった。

 この日、全仏オープンが行われている仏パリに姿を見せた33歳のソデルリング氏は、「いいや、まだ彼(フェデラー)にお礼を言われていないよ。待っているんだけどね。私がラファを破ったとき、もちろん彼は少しうれしかったはずだ。決勝では彼が(ナダルを)倒していたかもしれないけどね。誰にも分からないよ」と語った。

 ソデルリング氏が再び決勝に勝ち進んだ翌年の全仏では、ナダルがリベンジを果たして通算5度目の大会制覇を達成。一方、2011年に伝染性単核症と診断されてキャリアを断たれた同氏は、仮に四大大会(グランドスラム)通算20勝を誇るフェデラーが、すべてのグランドスラムタイトルを獲得していなければ、今もローラン・ギャロスでプレーしていたと確信している。

 ここ2年連続でクレーコートシーズンを回避し、合計8度優勝しているウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2018)に向けて万全の準備を整えているフェデラーについて、ソデルリング氏は「ロジャーがこれまでローラン・ギャロスで勝っていなければ、状況は違っていたと思う。きっと、彼は今もここでプレーしていたはずだ。この2年間、クレーコートでプレーしないことを選んだのは良い決断だ。なぜなら、彼は可能な限りプレーすることを心から望んでいるからね。できるだけ長くキャリアを続けていけるように努力しているんだ」と述べた。

 ソデルリング氏はまた、37歳の誕生日が近づいているフェデラーと先日32歳になったばかりのナダルが、グランドスラムの歴代最多タイトル数を競い合っていると考えている。ナダルが今年の全仏で通算11度目の大会制覇を成し遂げれば、グランスラムのトロフィーが合計17個となり、フェデラーの記録まであと3に迫ることになる。

「彼らは私たちとは別次元の存在だ。まだ勝利に飢えている。だけど、コートでのライバル関係が互いを高め合っているのだと思う。ロジャーがプレーを続けている理由の一つは、彼が『もし、自分が今か近い将来に現役を引退し、ラファがもう数年間プレーを続ければ、自分の記録は破られるだろう』と考えているからだ」

 現在スウェーデンのエリアス・イメル(Elias Ymer)のコーチを務めているソデルリング氏は、現役時代にツアー10勝を記録し、世界ランキングも最高4位まで到達した。(c)AFP