【6月8日 AFP】交流サイト(SNS)最大手の米フェイスブック(Facebook)は7日、ソフトウエアの不具合により約1400万人のユーザーの設定に変更が加えられ、限定公開するはずだった投稿の一部が一般公開されてしまった可能性があることを明らかにした。

 フェイスブックはここ最近、数千万人分の個人情報が外部企業に不正利用された問題や、スマートフォンメーカー各社とデータ共有契約を結んでいたことが発覚して非難の矢面に立たされており、今回の不具合は同社にとって新たなプライバシー関連の不祥事となった。

 同社によると、この不具合は写真などのコンテンツ共有での新機能を導入した際に発生したもので、これにより18~27日の間、ユーザーが書き込んだ投稿の一部が影響を受けていた。投稿の共有に関する設定が、特定のユーザーや友達のみではなく、すべての人と共有するものに変わってしまっていた。

 フェイスブックは5月22日に不具合を修正したが、その時点ではすべての投稿を修正することはできなかったといい、現在、影響を受けたユーザーへの通知を進めている。(c)AFP