【6月7日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領の顧問弁護士を務めるルドルフ・ジュリアーニ(Rudy Giuliani)元ニューヨーク市長は、金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)朝鮮労働党委員長が米朝首脳会談を「両手と両膝をついて」懇願してきたと発言した。米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が6日伝えた。

 ジュリアーニ氏はイスラエルのテルアビブで開かれた投資会議で「北朝鮮は(中略)米国と核戦争をし、核戦争で米国を打ち負かすと言った。われわれは、こうした状況では首脳会談は開けないと言った」と指摘。

「すると、金正恩はそれを求めて、両手と両膝をついて戻ってきた。まさしく彼に取ってもらいたい姿勢だ」と語った。

 シンガポールで12日に予定する米朝首脳会談をめぐっては、トランプ氏が先月24日に中止を正恩氏に通告。しかし、その後同じ日程で協議を進めていることを明らかにした。

 ジュリアーニ氏は、首脳会議が再調整されることになったので、米国は優位に立っているとの見解も示した。(c)AFP