【6月7日 CNS】上海協力機構(SCO)首脳会議が9日から10日にかけ、中国・青島市(Qingdao)で開かれる。かつてはシルクロードの重要な拠点で、今はユーラシア大陸の経済回廊の重要な都市である青島で同会議が開かれることには、大きな意義がある。

 青島市と上海協力機構加盟国は、経済のつながりを強めている。中央アジアと青島市を結ぶ列車は潤滑油、銅製品、家具、タイヤなどをカザフスタンなどに運んでいる。青島市からは他にも、中央ヨーロッパなど複数の国際貨物列車が走っている。

 2017年の青島市と同機構加盟国の貿易額は、前年比12.5%増の390億2000万元(約6700億円)。首脳会議後もこの勢いは衰えないだろう。

 青島市と上海協力機構実業家委員会は2015年、「一帯一路欧州アジア経済貿易協業産業パーク」を共同建設した。同パークでは、青島市のリーダー企業と沿線国家の協業プロジェクトが進展し、すでに26か国が48億ドル(約5300億円)相当の投資を行っている。(c)CNS/JCM/AFPBB News