【6月7日 AFP】サッカー国際親善試合が6日、各地で行われ、2018年W杯ロシア大会(2018 World Cup)に出場するベルギーは、エデン・アザール(Eden Hazard)の1ゴール1アシストもあり、エジプトに3-1で勝利を収めた。この結果は、不安になっていた母国のファンにW杯本大会での希望を抱かせるものとなった。

 本大会でグループGに入ったベルギーはイングランド、チュニジア、パナマと同組になっており、悠々と決勝トーナメントに進出することが期待されている。

 しかし、多くの悩みを抱えたベルギーのロベルト・マルティネス(Roberto Martinez)監督はファンを味方にできておらず、大腿(だいたい)部を痛めているトーマス・フェルマーレン(Thomas Vermaelen)、そして鼠径部(そけいぶ)を負傷しているヴィンセント・コンパニー(Vincent Kompany)という主力DF2人の状態を懸念している。

 試合開始からすぐに膝を蹴られ、前半終了とともに途中交代になったイングランド・プレミアリーグのチェルシー(Chelsea)に所属するアザールは、W杯で勝ち上がりたいのであればベルギーはこのパフォーマンスを続けなければならないと語った。

「膝に打撃を受けたので、ハーフタイムで交代した。しかし、心配することは何もない。明日には良くなっているよ」「試合にリズムを加え、なんらかの動きを生み出し、また得点できたのは良いことだった」

「W杯で成功したいのなら、きょうの試合と同じくらいしっかりしたものを見せなければいけないし、この活力を維持する必要がある」

 肩の負傷でモハメド・サラー(Mohamed Salah)を欠いたエジプトとの戦いで、ベルギーはW杯に向けた準備期間中に抱えていたいくつか問題を解決するための機会を手にした。

 ベルギーは2日、クリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)不在のポルトガル相手に0-0で引き分けており、ASローマ(AS Roma)に所属するMFラジャ・ナインゴラン(Radja Nainggolan)を登録メンバーから外したマルティネス監督は同国のメディアから批判されていた。(c)AFP