【6月6日 AFP】ポーランドサッカー協会(PZPN)のズビグニュー・ボニエク(Zbigniew Boniek)会長は5日、2018年W杯ロシア大会(2018 World Cup)に向けた最終決定を前に、肩に大きなけがを抱えている同国代表DFカミル・グリク(Kamil Glik)がW杯に出場する可能性はないと認めた。

 ボニエク会長はツイッター(Twitter)上に「(グリクが復帰する)可能性はない。彼は負傷しており、W杯に出場することはないだろう」とイタリア語で投稿した。

 グリクは肩鎖関節のじん帯を負傷しており、代表チームの医師も「このようなけがは長期の治療や外科的処置も必要になる」とコメント。

 同医師は「たとえ手術を行わなかったとしても、カミル少なくとも6週間離脱する」と話しており、フランス・リーグ1のASモナコ(AS Monaco)は、グリクのけがについて仏ニース(Nice)でさらなる検査を行うことを決めたと明かした。

「最終的な診断結果は7日に発表される。そしてその内容こそが、われわれが今最終的な決定の発表を控えていることの理由だ」

 ポーランドのアダム・ナヴァウカ(Adam Nawalka)監督は4日、仮にグリクの負傷が深刻なものであれば、ドイツ・ブンデスリーガ1部のVfBシュツットガルト(VfB Stuttgart)に所属するマルチン・カミンスキ(Marcin Kaminski)を代替メンバーとしてチームに加えると話していた。(c)AFP