【6月6日 AFP】米ホワイトハウス(White House)は5日、ドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領が、悪性の脳腫瘍(のうしゅよう)で闘病中のジョン・マケイン(John McCain)上院議員(81、共和党)について「どうせ死ぬ」と暴言を吐いた側近のケリー・サドラー(Kelly Sadler)氏を解任したと発表した。

 サドラー氏は先月、マケイン氏がジーナ・ハスペル(Gina Haspel)中央情報局(CIA)副長官の長官就任に異議を唱えたことについて、マケイン氏は「どうせ死ぬんだから」反対しても意味はないと発言。共和、民主両党の議員から強い非難の声が上がっていた。

 ハスペル氏はジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)政権下で「水責め」などの拷問を監督していたとされ、ベトナム戦争(Vietnam War)中に捕虜となり拷問を受けた経験があるマケイン氏はそれを問題視して指名承認に反対した。(c)AFP