【6月4日 AFP】(更新、写真追加)中米グアテマラで3日、フエゴ(Fuego)山(3763メートル)が噴火し、災害当局によると、溶岩流に巻き込まれるなどして少なくとも25人が死亡した。このほか20人以上が負傷し、2000人以上が避難している。

 火山灰などによって、首都グアテマラ市の国際空港も閉鎖に追い込まれた。

 フエゴ山の大規模噴火は今年に入り2回目。災害当局の報道官によると、午後9時(日本時間4日正午)までに25人の死亡が確認された。当初死亡が伝えられたのは山のすぐ南にある農村の住民6人で、溶岩流に囲まれて逃げ場を失ったという。

 フエゴ山付近のほか、スペイン植民地時代の都市で国内随一の観光地であるアンティグア(Antigua)を含む数都市で住民らの避難が行われている。グアテマラ国内には活火山が他に2つある。(c)AFP