【6月4日 AFP】世界ロードレース選手権(WGP 2018)第6戦のイタリアGPは3日、ムジェロ・サーキット(Mugello Circuit)でMotoGPクラス決勝が行われ、ドゥカティ(Ducati Team)のホルヘ・ロレンソ(Jorge Lorenzo、スペイン)が1年半ぶりとなる優勝を果たし、総合首位に立つレプソル・ホンダ(Repsol Honda)のマルク・マルケス(Marc Marquez、スペイン)は転倒で16位に終わった。

 過去に通算3度の総合優勝を果たした実績を持ちながらも、今季はカタールGPとスペインGPでリタイアに終わっていたロレンソは「ドゥカティとともにここで勝つのは特別なこと」とコメントし、移籍後初勝利を喜んだ。

 2位にはチームメートのアンドレア・ドビツィオーゾ(Andrea Dovizioso、イタリア)が入り、ポールポジションからスタートしたモビスター・ヤマハ(Movistar Yamaha)のバレンティーノ・ロッシ(Valentino Rossi、イタリア)は3位表彰台入りを果たした。

「とても難しいレースだったけれど、予想通りだった。特にフロントでは本当に苦戦した」とレースを振り返ったロッシは、「最後に下した判断は正しかった。アンドレア・イアンノーネ(Andrea Iannone、イタリア)との距離を保ちながらプッシュできた。ムジェロで表彰台に戻るのは目標だったのでとても満足している」語った。

 4連勝を目指したマルケスは5ラップ目に転倒し、レースに戻ったものの16位でフィニッシュ。7度の総合優勝を誇るロッシとの差は23ポイントに縮まったが、第6戦を終えて総合首位をキープしている。 (c)AFP