【6月4日 AFP】男子ゴルフ米国ツアー、ザ・メモリアルトーナメント(The Memorial Tournament 2018)は3日、オハイオ州ダブリン(Dublin)のミュアフィールド・ビレッジGC(Muirfield Village GC)で最終日が行われ、ブライソン・デシャンボー(Bryson DeChambeau、米国)は、アン・ビョンフン(Byeong-Hun An、韓国)とのプレーオフ2ホール目でバーディーを奪い、ツアー通算2勝目を飾った。

 プレーオフ2ホール目となった18番で約3.7メートルのバーディーパットを沈めた24歳のデシャンボーは、自身最大のタイトルを手にして何度も拳を突き上げ喜びを爆発させた。

 デシャンボーは、カイル・スタンリー(Kyle Stanley)とともに最終18番でボギーをたたき、アンを含め3人が通算15アンダーで並んだ。

 スタンリーは18番ホールで行われたプレーオフ1ホール目でもボギーをたたいて脱落。デシャンボーとアンが2ホール目に臨んだが、アンはセカンドショットを観客の中に打ち込んだ。アンはボールをドロップするとグリーンをとらえたが、デシャンボーはバーディーパットを沈めた。

 ジャック・ニクラス(Jack Nicklaus)氏がホストを務める大会を制しことが2勝目をより一層特別なものにしたとデシャンボーは語り、「何と言っていいか分からない。彼の大会で優勝できるなんて光栄だ。彼は最も偉大なゴルファーだ。言葉にならないよ」とコメントした。

「優勝するだけの力がなかった」と2年前の同大会を振り返ったデシャンボーは、「このトロフィーにたどり着くのに数年かかった。ジャックのコースで優勝することができて幸運だ。ここはジャックのコースなのでキャリアで最も重要な勝利だ」と続けた。

 2015年に欧州ツアーのBMW選手権(BMW Championship 2015)で優勝して名をはせたアンは、「プレーオフ2ホール目の3打目はあれ以上ないショットだった。ブライソンはバーディーが濃厚だったね」と話した。

 最終日に3アンダーとしてプレーオフに進んだアンは、「彼がバーディーチャンスを迎えるのは分かっていたので、私はチップショットにトライしたが、彼のパットが素晴らしかったので私には何もできなかった」とデシャンボーをたたえた。

 松山英樹(Hideki Matsuyama)は最終日を1アンダーで回り、通算10アンダーで13位タイに終わった。(c)AFP/Bernie McGuire